そして青空は永遠に晴れたまま。

奇跡の2.5次元役者・浜尾京介の芸能活動復帰をのんびり待機中。

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★『タクミくんシリーズ あの、晴れた青空』最終日舞台挨拶
   2011年10月7日(土) 21:10 上映後
    in 東京・シアター・イメージフォーラム







本編終了後、嗚呼終わっちゃった……と涙に濡れている観客の余韻をぶち壊すように即明かりが点いて、いつものようにビデプラ社長Mの付くプロデューサーが現れました。そしてPの呼び込みで、はまおさんと滝口先輩が下手扉から祠堂学院の制服姿で登場。最後まで、今回は最後まであの水色のジャケットを着てきてくれたんですね(泣)。目の前に並んだ二人は、本当に、本っ当に綺麗な顔をしていてお人形さんみたいだった!!!! 制服姿でのこの二人のツーショットって思えば凄く貴重ですよね。今回青空ではかなりたくさん試写会や挨拶に登壇してくれた託生と赤池ですけれども、大抵そのあいだにはギイがいましたし、ギイが欠席だった青空名古屋試写会でもクレジット順の通りならば託生の次が赤池のはずなのに何故か呼び込みが託生→三洲→簑巌→赤池の順で、二人は並びじゃなかったし(まさかギイの陰謀?)。そういう意味では二人が隣り合って挨拶するのって虹色から通じてはじめてだったのかも。最後にイイもの観たわ〜。



はまおさんは最初のご挨拶で、「夜遅いですけど皆さん眠いですよね?」とかいきなり訊いてきちゃって、いやいや眠いのはお前だろ? とツッコミたくなりました(笑)。上映後挨拶なので23時前ですからね。はまおさんには十分遅い時間かな。でもここ最近はニコ生もこれぐらいの時間だから結構平気になったかな? もうハタチだもんねオトナだもんね!! タッキー先輩は客席の空気を素早く察知して、「このテンションの低さったらないですね」さすがは先輩です。いきなり笑いを提供してくれまして、なごんだところで掴みはオッケー。


4作やってみてどうですか?とMの付くPがざっくりはまおさんに訊くと、「この作品でようやく託生がわかったような気がします」、そう答えるはまおさん。「今までわかんなかったの?」滝口先輩がすかさずつっこんできます。そうしたらはまおさん慌てて、託生を演じるのは難しかったんですよ、繊細な心を持ってるし、って。 「わかってましたよ!!」と今更フォローにならないフォロー(笑)。託生の繊細な部分まで気持ちを作るのが難しかったけど、やっと最後の青空で託生のことがわかりました、と言ってました。多分ね、兄との過去を含めて託生の重要なバックボーンをすべて演じ切ったことで託生のことがわかった、ってこういう意味だと思うんですけどね。大丈夫、言いたいことはちゃんと伝わってるよマオたん。


一人だけ全作出演しているタッキーはどうですか? と振られて先輩は、毎回作品を撮るたびに違うキャストが現れては去っていくなかで、自分はタクミくんシリーズの「おくりびと」のようだ、って名言が飛び出しました。これにはPも「上手いこと言うなあ」って感心してました。最後には製作のひとと予算の話までするようになったそうです。「ここっていくらぐらいですか? あーなるほどねー2日が限度ですねー」みたいな感じで(笑)。もう立派なスタッフだな先輩。


この流れでPがブリティッシュヒルズの話に触れて、2作目からあそこを撮影で使ったことがタクミくんシリーズを良い形に盛り上げることになった、と。うん、まさにその通りですよね。ブリティッシュヒルズが作品の世界観構築に果たした役割は本当に大きいと私も思う。



共演者の話はどう? なにかありますか? 大輔君とか馬場君とか……と、Pがこの場にいないキャストのネタを引き出そうとはまおさんに尋ねたんですが、ところがどっこい、はまおさんはソッコーで横を向いて笑顔で、「タッキーさんはいっつもはしゃいでますよねっ」とニコニコ。あら残念M木P。このときマオたんのココロはそばにいたタッキーさんに釘付けでした(笑)。それを聞いて先輩ってばうれしそうに、「そうだよ、オレはしゃぐためにいるんだから」ってコラ。はまおさん曰く、今回の現場ではタッキーさんは早めに撮影が終わって先にホテルへ帰っていることが多くて、はまおさんと大ちゃんがホテルに戻ってくると、「おーマオお疲れ〜!!」ってタッキーさんがすっごい元気な声でモンハン片手に迎えてくれたんだそうです(笑)。で、それだと人聞きが悪いよって先輩は、「(モンハンは)仕事としてやってたんだからね!!」と自らフォロー。知ってますよ〜『一狩りいこうぜ!』ですよね。あの当時もツイッターでなにか撮影情報のカケラでも拾えないかとドギマギしてみてました。さすがに撮影中は禁モンハンしてたよね。


当時、撮影と同時進行で寝ずにプレイして進めないと番組的に駄目だったらしい先輩は、モンハンやりながら台本開いて、ゲーム画面が「Download」になると青空の台本を読む、みたいな感じだったそうです。そこから毎回宿舎は楽しかったね、って話になって、何故か滝口先輩が「どこの宿舎に行ってもいるんだよね、あの臭いヤツ」、と振ったら、はまおさん即答で「カメムシ!!」そうタクミくんと言えばカメムシ、ってぐらいにどこにでもいたらしい(笑)。虹色のときが一番凄かったみたいで、はまおさんと大ちゃんの部屋に100匹ぐらいいたのを遊びに来た先輩がはまおさんにお願いされて全部退治してくれたんだそうです。で、安心したはまおさんがベッドに寝転がったらそこにまたカメムシがいた、と。どんだけいるんだ。このエピソードは虹色の頃の雑誌記事かなんかで読んだ記憶があります、確か。



そしてサイン入りうちわ&ポスターを懸けたじゃんけん大会。ここで先輩が「選抜かかってるワケですよね!センターは譲れないなあ〜」なんて言うもんだからはまおさん苦笑しながら「それ、違う」って言ってました。ちなみに誰のサインが入ってるのかについて訊かれたPが「いろいろ」とざっくりすぎる返答。これには「はしょりすぎでしょ!!」「どこの居酒屋だ」と思わずつっこむ二人ですが、先輩が「あのひと社長だからな」とオトナな対応で収めました(笑)。



じゃんけん大会が終わって、とうとう、遂に、最後のご挨拶。はまおさんは、「言うことは一つしかありません。感謝の気持ちでいっぱいです」と前置きして、「今までタクミくんシリーズを愛してくださってありがとうございました。そして僕らの作った映画タクミくんシリーズを愛してくださってありがとうございました。これからもタクミくんシリーズを愛していってください」……こんなふうに、最後の言葉を残してくれました。はまおさんのなかで大きな意味でのシリーズと、映画シリーズとを分けてお礼を言ってくれたことがね、なんだか私は感動しちゃいました。自分たちが作ったんだというはまおさんの自覚が伺えてうれしかった。


滝口先輩はここまでシリーズ5作も続いたことに感謝を述べてから、「マオと大ちゃんが卒業ということで、自分もどうなるかわかりませんが、これからもタクミくんシリーズは続くと思うので皆さんよろしくお願いします」、と、こんな感じだったかな。「おくりびと」……どうなるんですかね?



先輩の絶妙なる客いじりのおかげでじゃんけん大会がとても盛り上がったんですよ。その空気のまま最後のご挨拶になったので、しんみりお別れムードに浸るだけの時間も号泣するだけの心理的な余裕も無かったかな。お話長いひともいなかったし(笑)。


でも、それでよかったのかもしれません。涙はこれまでにたくさんたくさん流してきたからね。最後の最後は涙まじりの笑顔で、浜尾託生とタッキー赤池の二人を見届けることが出来ました。






私が青空関係で参加したすべての試写会や舞台挨拶でカメラは回されていました。(ただ撮影はビデプラのなかのひとが行っていたので素人仕事でしょうけども)なのでDVDの特典映像にそれぞれの模様はすこしずつ収録されるんじゃないでしょうか。あーでもキャストが登壇したイベントの編集、ぶっちゃけヘタクソなんだよね……なんでそこを拾ってあれをカットするの?! って何度も思いましたから。



あとは青空DVDの特典が超豪華仕様のてんこもりになることを願うばかりです。カメラ入ってた感謝祭の映像とかどうなったのよ〜? 虹色の部でのフォトセッションはオフィシャル用だって言ってたの忘れてないよ?! それにDVDは通常版と限定版って悪徳商法もあるのでね(笑)。最後の最後、ギイタクファンからがっつり搾り取ってよね!!!!