110303
3月3日、桃の節句。おひなまつりでしたね。母がチラシ寿司と何故かアサリの味噌汁を作ってくれていました。スーパーに中国産のはまぐりしか無かったんだって(苦笑)。
さて。本日のカテゴリー。なんと昨年7月以来のエントリーです。超ひさびさ〜!!
ここ数日はネット世界と実生活とであれこれあって、美貌DVDを観ることすら出来ていなかったんですよ。で、今日、先週金曜以来に美貌を観たらですね、とあるシーンでのギイの表情が、ものすごおおおく、胸に、キタ。撃ち抜かれた。
大ちゃんギイの表情観ながら泣いちゃいました。
なので、美貌についてちょっと書いてみようかなと思います。
それがどこかと言いますと勿論音楽堂でのシーンなんですが、託生がギイに、「ギイが背負ってる荷物、ぼくにも分けてくれよ」って言いますよね。それまではまともに互いをみていなかった託生とギイが、この言葉でようやく正面から見つめ合います。
あそこからの一連の、大ちゃんギイの表情変化!!!!
元々の撮影の際、光の量をあまり足さないという横井監督の手法により勿体無いことに通常のTV画面だとこのシーンも暗くてよく表情がみえません。なので、音楽堂以降はいつも画面を最大限に明るく調整して観ているんですけれども、「ぼくにも分けてくれよ」から託生が拙いながらも一生懸命ギイに自分の気持ちを訴えかけていきますよね。
「うれしいこともかなしいこともつらいことも、いつだってギイと分かち合いたいんだ」って。
これを聴いたとき、ギイが一瞬だけ、わずかに目を細めるんです。自分を想って流していた涙をまだ浮かべたままの託生の口から、すべてを分かち合いたいなんて言われてしまっては、もう、ね。託生が愛おしくてたまらないんだって感情を堪えきれないのが、あのギイの、一瞬の目の揺らぎに溢れている。
ここからのシーン、託生の言葉を聴いているギイの表情がどんどん泣きそうになっていくんですよね。託生とギイのアップがカット割りで交互に挟まれますが、そのたびに表情が変わっていく。ギイの、託生を愛おしく想う泣きたい程の気持ちが溢れ出しています。
そんなギイの泣きそうな顔に、私が泣いた。
すげえと思いました。あらためて、このひと凄いって思いました。
基本的にははまお萌えなので、DVD観てても託生の表情ばかりを追ってしまいがちなのですが、ふとした瞬間、ギイの表情をみると大ちゃんも本っ当にいい顔してるんですよね。激しく今更ですけれども。どれだけコメンタリー等で「女の子と思って」云々と言い訳してみても、あの瞬間、あの場所で、彼らはちゃんと託生とギイとして存在していた。それは二人の表情がすべて証明してくれています。
だからこそ、こんなにも美貌という作品は愛されているんですよね、きっと。
ついでに欲を言えばですね、託生が「あいしてるんだよ、ギイ」って言ったあとのギイの表情がみたかった!! どんな表情であの託生の告白を受け止めたのか、めっちゃくちゃ観たかったっっ!!!! 何故かあそこずっと引いて撮っててどちらの表情もわかんないんだもの。勿体無いなあって撮り方のところも結構あります実は。……音楽堂は特に。
嗚呼、ひさしぶりにお腹いっぱい美貌を語った気がします。心から好きなものを語るとこんなにも楽しい!!
やっぱり私は映画『美貌のディテイル』が大好きです。