110517
この一週間、たくさんの言葉を貰いました。
うれしい言葉、……そうでない言葉も一部ありました。でも圧倒的にありがたい言葉の数々がこれでもかと押し寄せてきて、一度は完全に折れてしまった心を掬い上げてくれました。
私は、この記事を読んでくださる皆さんの顔を知りません。
皆さんも私という人間のことを顔も含めて知らないひとが大多数で、見ず知らずの私の書くものをそれでも「読みたい」と言ってくださる。私が思っている以上に大勢のひとが私の記事を楽しみにしてくれている。
今回は特に「初めてメッセージを送ります」と言って勇気を振り絞ってお言葉を送ってくださった方が何人もいました。本当に勿体無くもありがたい言葉で埋め尽くされた気持ちの籠もったメッセージをいっぱいいっぱいいただきました。
そんな皆さんの言葉に癒されるうちに思い出したんです。
どうしてブログを始めたのか。なんで記事を書こうと思ったのか。
……そう、最初はただただ、伝えたいだけだった。
虹色の続編として美貌が映画化されると知り、その作品世界に降臨した、〝奇蹟〟のような〝託生とギイ〟のこと、自分が大好きになった彼らのことをすこしでも多くのひとに伝えたい、知ってもらいたい。そして、彼らと作品を好きになってもらいたい。
これが、私の原点。今も揺るぎない想い。
書くしかないです。書いて書いて、とにかく書いて。書きたいことを書いて、私にしか書けないものを書いていけばいい。
恥知らずな盗人たちがまた何度も私の言葉を奪っていったとしても、私は、私らしく、書き続ける。ひたすらに。それだけ。
気がつけば一週間も無駄にしてしまいました。最後の夏が終わるまでに残された時間はどんどん過ぎていく。刻一刻と終わりは近づいている。一秒たりとも待ってはくれない。私はこの想いを形にするために書いていかねばなりません。彼らとともに自分の精一杯で駆け抜けたこの二年間の想いを自分なりに綴ることで、同時に体験するひとたちとは共有し、そして後から来るひとたちには追体験のように伝えていくために。
青空試写会まで明日でちょうど一ヶ月です。