そして青空は永遠に晴れたまま。

奇跡の2.5次元役者・浜尾京介の芸能活動復帰をのんびり待機中。

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不愉快なバカの話が記念すべき日の記事として残り続けるのも余計不愉快なので、ジュンプラディレクターズカット版について感想書きます。すでに発売日なのでもういいかなと思いますが一応、ネタバレしてるので注意。





あらためて「June Pride」ディレクターズカットを本編と同時再生で比較しながらじっくりと観てみました。……うん、初見よりは一本の作品として楽しめるようになったかな。昨日の初見時に私のなかでジュンプラディレクターズカット版がピンと来なかったのは、多分本編と続けて観たので使われているBGMが違っていたことが大きかったんだと思う。


今日観てみて、託生がギイの背中に手を回すシーンでインしてくるシリーズサブテーマ……ここ、ホロリと泣けたわあ〜!! この音楽は本編よりこっちのがイイな。いや、本編は託生が待っている駅にギイが駆けつけての流れからジュンプラ部分の挿入だからメインテーマをBGMにギイの愛を託生がはじめて正面から受け入れるってあのシーンは、それはそれはあったかい気持ちになれるんだけど、本編と切り離してジュンプラ単独として考えると、託生がすこしずつギイの想いを受け入れるその心の歩み寄りと、サブテーマの冒頭部分のピアノの短音のかぶさり具合が非常にね、気持ち良く胸に響いたワケです。


それにしても。この約23分だけでジュンプラは十分に映像化されちゃってますね。原作と照らし合わせても必要な部分はちゃんと掬い上げてる。あとは長回しのシーンが当初の台本通りだったら完璧だったのになあ。ディレクターズカット版では台本にあった通り、おそらく撮影されて編集段階でカットされたであろう託生の独白部分も入ってたりしないかな……と、うっすら期待していたんですが、うーん、さすがにそれは無かったか。ほぼ確実に撮ってるのは撮ってると思うんだけどなあ…お蔵入りなのかあ、残念。


この件に関して、詳しいことは本編感想にて触れますのでもう少々お待ちを。



ただやっぱりどうしても気になるところがあって、それはモノローグの統一性の無さ。ジュンプラでの託生のモノローグは、黒背景に白抜き文字でみせるって、ちょっと前に流行ったアニメみたいな感じの方法で途中までは描かれていたのに、青空で使われているモノローグ部分になると本編と同様に託生の声で語らせてるじゃないですか。で、ラストの部分だけはなんとディレクターズカット用に新録!!(新録なのか蔵出しなのかはわかりませんが)これ、個人的にはどっちかに統一してほしかった。文字でみせるなら全部文字にすればいいんじゃなかったかと思うし、ここ!! という肝な部分のモノローグだけ託生の声で読ませるというのも印象的でいいかも。それか声とともに文字テロップも入れちゃうってのもありかな。或いはわざわざ新録出来たなら最初のモノローグも全部はまおさんに読んでもらっちゃえばよかったのにー(笑)。


あと、「生きていたら最高のライバルだったなあ」ってギイの台詞は、せっかく本編で言わせてるんだからディレクターズカット版にも入れておいてほしかったな。託生を見送る場面のあのギイのアップがキビシイなら(コラ)託生の表情アップにしてそこにかぶさるギイの声だけって形でもいいから入れておいてほしかったと思っちゃいました。……欲張りかな。


そんでもって一番気に入らないのは、「JunePride」ってタイトルの書体なんです。ゴシック体っぽい寸胴な書体がなんかどうも違う気がして……。自分のなかにあるイメージでは、明朝体系列の細さがある書体なんですよね、ジュンプラって。


なので自分で作ってみた(笑)。



文字のどこか繊細な雰囲気が二年6月の託生と重なるような感じを意識してみました。
……まあ完全に勝手な個人の趣味なんですけどね。