そして青空は永遠に晴れたまま。

奇跡の2.5次元役者・浜尾京介の芸能活動復帰をのんびり待機中。

110707_2


七夕の夜、ということで、多分に漏れず私も映画版タクミくんシリーズファンらしく、買って1回観たきりだったぴゅあのギイタク登場シーンを観ています。


チャプター画面も今日はじめて見た(笑)。
わーこんなチャプタータイトルが付いてたんだね……




そういうワケで、チャプター11〝七夕の願い〟


公開中はぴゅあ本編のまともな感想って書いてなかったのでこのことに記事で触れるのもはじめてになるんですが。


ブリティッシュヒルズにあるロータリーの真ん中で、託生とギイ二人きりのシーン。はまおさんのぴゅあラストカット。この場面、試写会で観たときからアレ? って思ってましたけどおそらくあとから台詞撮り直してるんじゃないかなあ? 微妙にですがギイの口と声が合ってない気がするんですよね。この手の口パク見破るのは昔取った杵柄なのでわりと得意なんです。ぴゅあはオーディオコメンタリーに大ちゃんも監督もいなかったからそのへんの裏話についてはわからないままでしたけどね。残念。


もしアテレコし直してるんだとしたら、ロータリーでの撮影終了後に控え室のチャペルに戻ってはまおさんナレ撮りしてたじゃないですか。(ぴゅあ全員版メイキングを参照)あそこで七夕の夜のシーンのギイタク掛け合いを二人一緒に収録してたら……素敵だな、なーんて。


あ、これは推測では無くて邪推若しくは妄想の領域だな(笑)。
(まあ美貌のラストでさえ別撮りだったので別々だとは思うんですけどね)




実は、ぴゅあ初見時に私が思わず泣いてしまったところがあって、それがこの七夕の夜のギイタクのラスト。つまりぴゅあのラストシーン。



「でも、七夕の夜くらい、認めてくれるかもしれないね」


この託生の台詞のあとに、二人はこう言いますよね。



ギイ「一年に一度か」
託生「うん。一年、一度」



これがね、託生とギイの会話でありながら、はまおさんと大ちゃんの会話にもきこえてしまって……無性に泣けました。当時のぴゅあに対するいろんな想いと相まって、泣けて泣けて仕方無かった。

……痛いこと言ってる自覚はあるのでそのへんはナマあたたかくスルーで。



でもこの台詞は原作に無い、映画オリジナルで付け加えられた部分です。美貌DVD発売を経て、その反響も手応えも十分に把握していたであろうぴゅあ制作の段階にあっては、このシーンこの台詞のフィクション部分に彼らのリアルを狙ってかぶせてくるくらいのこと、映画タクミくん制作班ならやるんじゃないかと思うんだな(笑)。


だって2008年の秋、2009年の初秋、2010年の晩夏、と、一年に一度、実際そうやって数日間集って彼らは演じてきたワケですからね。ぴゅあに至っては顔を合わせたのはたった一日だけ。先日の青空感想でも書きましたが、まさにぴゅあのお前らが七夕様ですよ(笑)。


青空本編を観たあとでは、この台詞もまた別の意味で心に響いてきますが。あ、ヤバイまた泣きそうだ。




ちなみにぴゅあのギイタクに関しては、10/12/23付け記事にてこんなふうに私は評しています。



「時間が足りなくて演技を二人の間合いに委ねすぎてしまった結果、これは果たして託生とギイなのか、それとも浜尾と大ちゃんなのか、その境目が曖昧すぎたというか混ざりすぎてしまっていた、と思います」



ギイタクのガッツリ恋愛度数が低い映画版ぴゅあならではだと言えるこの感想に今も変わりはないです。……でも何故かその後、ぴゅあのギイタク評としてこれがスタンダードになったような印象がするんですけど……気のせい?






そんな感じで、私にしてはめずらしくぴゅあを語ってたりするところに、公式ブログがもんのすごい萌え燃料投下してくれちゃいました。



「お互いがお互いを感じとる気持ちには手を出せないから」



ひぃああああああああああああああああああああああああああああ〜



や、なんかさらっとだけど凄いこと言ってるよね監督ね。


美貌の東京試写会で監督が、「最後の5分は、二人が見つめ合う笑顔がよくて切り様が無くて、結果的にああいうふうに(長いシーンに)なった」と、こんなニュアンスのことをおっしゃっていたのを思い出しました。



やっぱり美貌だな。うん。美貌だよ。七夕の夜だけど美貌を観よう(笑)。


浜尾託生と大ちゃんギイと横井監督と、このトライアングラーだからこそ完成し得た究極のラブシーン、そう呼んでもいいと個人的には思ってますよ。



そして青空のラブシーンについては、いずれじっくりと。