そして青空は永遠に晴れたまま。

奇跡の2.5次元役者・浜尾京介の芸能活動復帰をのんびり待機中。

100624


映画タクミくんプチコラムその12。

“キスシーンが嫌いな女子なんかいません!!!!”




「ホモが嫌いな女子なんかいません!!!!」

これは大野さん@げんしけんの名(迷?)言ですがw

「キスシーンが嫌いな女子なんかいません!!!!」

と、観るたび思わずにはいられないのが美貌のラスト5分(*´Д`)



これはなにもボーイズラブものに限ったことじゃなくて

(個人的にはBLのが萌えますが、ま、それはさておきw)

映画やドラマといった実写作品すべてに言えると思うんですが、

例えばラブストーリーの場合、作品のなかで様々な困難や障害を経て

それでも互いを想い求め愛し合う二人に多かれ少なかれ視聴者は

感情移入し、二人が幸せになるよう応援し見守るじゃないですか。

そうしたドキドキハラハラの末、愛し合う二人が互いの想いの丈を

ぶつけ合いわかり合い触れ合うクライマックスってのは当然作品の肝で

下世話な意味抜きにしてもラブシーンの出来ってすごく大事ですよね。

それがラブロマンス作品であるなら尚更w


そこで冒頭に戻りますが、

「キスシーンが嫌いな女子なんかいません!!!!」


やっぱりキスって演技じゃないから、嘘じゃないから、本当だから

こんなに萌えてうっとりしてキュンキュンするんだろうなあ(*´Д`)



役者さんたちは物語の登場人物になりきって恋をして愛し合う

そういう演技をしてみせてくれますが、でもキスシーンって大概は

本当にキスしてますもんね。(たまーにそうでは無い場合もありますが…)

そういう意味では小手先の演技では誤魔化しが効きにくい部分なんです。

そのキス自体は演技じゃなくて、「本当」だから。

気持ちがあまり入ってなかったりとか、不必要に緊張していたりとか、

画面を通じて、物言わぬ絵面だけでも視聴者にバレちゃうんです。


虹色の浜尾託生なんかは本編ですらガチガチなの丸わかりでしたよねw

まあアレはアレであの状況には合っていて妙にハマったりしたんですが。

(横井監督もコメンタリーで同じように語っていらっしゃいましたね)

美貌ではラブシーンの最初から最後までキスキスキス、キスの嵐。

4分半で35回以上は確実なキス…約8秒に1回はキスしてるんですよ!!!!

いやーアレはホント、演出として大正解だと思います。

だって、「キスシーンが嫌いな女子なんかいません!!!!」からw


これがキス以上の行為になると、生々しさのが上回って駄目だったり

苦手だという女子もいるでしょうし、そこはAVじゃないんだから本当に

されてもねえ…いろいろ困りますよね(;´∀`) (なにを言ってるんだw)

キスという生々しさを感じるかどうかギリギリの「本当」を

たっぷりてんこ盛りにしようと決めた監督含めて美貌スタッフは

女子の萌え心をよく掴んでるなわかってるよな〜と思います。


携帯の字数制限に引っ掛かったので続きは帰宅後に補完予定。




21時半追記&全体修正。


しかしながら。

美貌の場合、またちょっと趣の違った要素が加わってくるワケでして、

このへんがいわゆる “2.5次元” の罪深さという領域なのですが。

コメンタリーでもタッキーが語っていた「よく知っている二人が…」という

なんとも説明しづらい、萌え線引きの微妙であやふやな部分ですw

勿論、映画版タクミくんシリーズで浜尾京介渡辺大輔を初めて

知ったという方も多いでしょう。でも、この作品を観るきっかけとして、

「あの、テニミュの二人が…」という興味本位からのひとも多いはずです。


少なくとも虹色のときには彼らをキャスティングした側にそういう意図が

あったのは明白だと思われます。いろんな意味で酷いキャスティングだ!!

…実際、虹色の予告編を観るまでは私もそう思っていましたからね(;´ω`)

それにまんまと釣られて、出来上がってきたとんでもないシロモノに

どっぷりハマって抜け出せなくなってしまい現在に至るワケですがw

…まあ、正直なところ今回のお題に戻ってコレに尽きるのかなあ。


「あの二人、ホントにキスしてるよ?!!! Σ(゚Д゚* ≡ *゚д゚) 」


激しく一方的にとはいえ、自分にとっては知っているつもりの二人が、

まさかのまさか恋人同士を演じて、しかも本当にキスしちゃってる、という

これぞまさに禁断の萌え領域。観てはいけないものを観ているような

いたたまれなさや居心地の悪さ。…でも、それだけじゃなかったんだなあ。


そういったマイナスの感情を超えて、尚、腐女子心だけでなく乙女心をも

キュンキュンと萌えさせてくれたのが浜尾託生と大ちゃんギイだったと。

彼らが積み重ねてきた関係が役とのあいだに生みだした奇跡のシンクロと、

そして彼らの役者魂。原作と女子の萌え心を把握した監督始め制作陣。

これらが虹色を経て美貌で結実して、最後のキスシーンたるやもうっもう!!!!

どうですか?!!! しつこいですが、何度も繰り返し言わせていただきます。


「美貌のキスシーンが嫌いな女子なんかいません!!!!」




ところで。

私、美貌のラスト5分には、まだまだ仕掛けがあると思っています。

あんなに長くて濃厚なのに目を覆ったりせず、あまり違和感もなく

綺麗だと魅入ってしまえるのには、実は計算されたある演出の結果で、

託生とギイが本当に愛し合っている恋人同士にみえるからという理由

以外にも、あのシーンには別の仕掛けが制作側によってなされていると。

その仕掛けについては、次回のプチコラムにて考察しようと思います。