そして青空は永遠に晴れたまま。

奇跡の2.5次元役者・浜尾京介の芸能活動復帰をのんびり待機中。

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すでに仙台クリスマスの奇蹟から2週間。


時間は過ぎ、彼らは次のステージへとどんどん動き出していますが、ここいらで自分のなかの記憶を記録として文字にしておきたいと思います。このブログに記事として残しておくことにもきっと意味があるだろうから。


基本的にはイベント当日から数日かけてメモしておいた内容を元に思い出しながらなので会話の中身等は勝手に自己補完しています。あくまでもニュアンス程度に捉えておいてください。正確ではないです。






★『タクミくんシリーズ あの、晴れた青空』完成披露試写イベント
   2011年12月25日(日) 11:30開演 1回目
    in 宮城・フォレスト仙台




会場の第1フォレストホールはオールフラットで人数に合わせて座席を組めるようになっていて、この日はJ列まで出ていました。横に長い形なので前方は見切れないように16〜18番ぐらいまでで後方になるとMAXの22番まであったのかな?(後方は未確認)全体の客入りは、1回目2回目それぞれ180〜200人ぐらい。2回目の方が多かったと思います。「これまでの仙台でのイベントではおそらく一番お客さんが入ってる」とかPが言ってました。これも最後のギイタクパワーか。



イベントMCは地方お馴染みMの付くプロデューサー。今回もゆるい進行で若干gdgd気味ではありましたが、しきりに「これが最後」とか「タクミ・ギイの見納め」とか口にしていましたね。そんなM木P、前説で青空の上映時間をうっかり忘れていたので、すかさず「89分!」って教えてあげちゃいました(笑)。でもシリーズにずっと携わってきたM木Pだからこその味のある言葉なんかも聞けたりして、「奇跡的にタクミ・ギイのコンビが揃った」と言っていたことと、上映後に「何回観ても、名作ですねえ〜」と漏らしたことは印象深いです。



こういうことを言うと誤解されるかとも思うんですが、最初にだいすけさんがいつもの震災トークを始めたときはね……正直困惑したんです。この調子で最後の舞台挨拶が粛々と進んでったらどうしようって。でもね、彼ら二人は仙台に身内の方が住んでいたりしてなにかと縁深い立場だからこそ、ここで(タクミくんの最終試写イベントを)やれてうれしいと語る言葉に嘘は無かったと思います。そしてその言葉は、仙台を始め東北地方で暮らす方の心にはちゃんと届いていたようで、それだけでもこのイベントを仙台でやった価値があったんだなと思いました。はまおさんが「最後二人で来れてよかった」、としみじみ言っていたのにジーンとしちゃいました。本当に、よかったよ(感涙)。


今回のトーク、相変わらず一度語り出すと止まらないだいすけさんのお話がとーっても長かったんですが、でもこれまでとは違ってはまおさんがね、かーなりがんばって喰らいついてきてるのがところどころで感じられたんですよ。BACS TVでの二人の力関係を観たときの驚きにも近いかな。最後の舞台挨拶で並んだ二人、いつものようにただギイの横でマイク構えつつにこやかに頷いているだけの託生じゃなかったですよ(笑)。それがとてもよく表れていたのが初っ端のこのトーク。M木Pにひさびさに制服を着てどうですか?と振られて、だいすけさん自ら「制服、まだ似合ってます?」とか訊いちゃったんですね。そしたら「もうね、大ちゃんはね……」と、はまおさん、だいすけさんに指三本を立ててみせてぶっこんできたんですよ!! そう、この日のはまおさんはひと味違いました。 これを見ただいすけさんが「バカヤロウ!!」って慌てるもんだから、はまおさんも「ギイは高校3年生だからね」だって(爆笑)。それって「ギイ」は高3だけどだいすけは違うってコト? でもだいすけさんもそれ聞いて自分で「そうだよ永遠の18歳だよ」、とかって半ばやけくそなフォローしてのたがすんごい面白かったです。しかし指三本って……もうすぐ大ちゃん三十路だよってことを意味してたのかな? だとしたら、やるな、はまお腕上げたな(笑)。


M木Pに(タクミくんを)何年やりましたっけ? と訊かれ、「僕が17歳の頃からなので」と、はまおさんが悪気無く年齢トーク始めたら、最初のぶっこみをまだ引きずってたのかだいすけさんがその場にへたりこんじゃって、でもすくっと立ち上がり、「オ、オレも、18……」とかおずおず口にしてました。ちょっと可愛かった(笑)。この作品に出ることになって最初は二人どう思った? という感じのM木Pからのお題提起で、虹色から青空までの各作品についての想い出トークへ。これもほとんどがこれまでに聴いたことのある内容ばかりではありましたが、最後ということもあってかかなりぶっちゃけたトークをしてくれました。


はまおさんは託生役に決まったあと、相手役のギイが誰か訊いたら渡辺大輔だよと聞かされて、「……え、大ちゃん? 部長?!」、って、はい、ひさびさの「部長」出ましたー!! だいすけさんの方も同じ反応だったようです。ギイは一番最初に決まっていて、託生のキャスティングは難航したので決まったのは本当に最後でクランクイン直前だったらしく、時期的には「氷帝公演の頃だよね」、とだいすけさん、「言っちゃいます今日は」と前置きして、「凱旋公演のとき」とか「和樹とかがいた」とか、だいすけさんぶっちゃけすぎ(笑)。で、はまおさんが重ねて「楽屋でDVD観たよね二人で」と振って、そこには前作に出ていたメンバーのMT君がいたので今度二人出るんだよーと話したら、M君が、『あーわかる。大ちゃんギイっぽい』『うん、わかる!マオ、託生っぽい』って感じで言ったのを「テキトーだなあ〜」ってはまおさんが笑ってたのが素っぽくて好きでした。


基本だいすけさんがずーっとしゃべっているのにはまおさんが相槌打ったり時折ちょっとつっこんだりしてたんですが、ここでなんと!! はまおさん自らがネタを振るという行動に出たんです!!!! だいすけさんのお話に割って入るように、「でも正直、虹色の一番最初にチューしたところは緊張しました」、ですって!!!! まーさーかーの、はじめてのチュウネタぶっこみ。いきなりすぎてだいすけさん上手く受け止めきれないの(笑)。んも〜だいすけのへたれめ〜!! せっかくマオたんが自分で「くちびる硬くなっちゃって」とか言ってんだからだいすけもさーそこはすかさず「今はやわらかくなったよな」とか言えばよかったんだよォ〜!!!! 肝心なところでぶっこまれるとやや腰が引けちゃうところ、でも嫌いじゃないわ。



そんな感じで最初の虹色ではすべてが試行錯誤で、二人もどう演じていいかわからなかったけど、お互いもたくさん話したし現場に入って監督やスタッフさんともたくさん話し合った。その甲斐あってか虹色はご好評をいただけてよかった、ファンの皆さんに支持を貰えてよかった……とか言ってるうちに、美貌の製作が決まったそうです。美貌のときはすでに(虹色で)一度やってるからお互いもう慣れたもんだったけど、でもだいすけさんは 〝普通のギイ〟を演じるのがとても難しかったとここでも言っていました。で、美貌のあらすじを説明しているときに、「訳あって託生を突き放すことになって」、と語るだいすけさんに、はまおさんがすかさず「最悪ですね」とボソリつっこみます(笑)。それを聞いてだいすけさん、「……最悪です。認めます」って凹みつつもあっさり白旗。でも、「いつものように勘違いがあって、すれ違いがあって、だけど最後には抱き締め合う、と。これがタクミくんです」、なんてこのシリーズの託生とギイをとても上手くまとめてました。



託生とギイがサブに回ったぴゅあははまおさんが撮影一日だけだったこともあり、だいすけさんは「マオの分までメイン二人や新しいカップルのシーンを見守ってサポートをがんばった」そうですよ。託生とギイの二人のシーンは読み合わせもしなくてテストだけ何回かやって撮影に臨んだけど、虹色・美貌を経てきただけあって「出来るもんだなーさすがだな。だから熟年カップルって言われるのかな」なんてだいすけさん、しみじみと言ってました。これ別に腐向けのサービストークとかじゃ全然無くて、聴いていてね、だいすけさんがギイを演じる上でファンになにを求められているのか、浜尾と自分が演じる託生とギイだからこそこれだけ支持されているんだということ、この特殊なジャンルにおけるニコイチの重要性、それらについて肯定的に認められたのがきっとこの時期だったんだろうなあって。なんとなくそんなふうに感じました。……ま、個人的な受け取り方ですけどね。



そして青空は……撮影前はそうでもなかったけど、クランクインのときは二人ともさみしかった、いつもと違ったそうです。これがラストだという気持ちが常に頭にあって、それをお互い意識していたからかいつもより会話がすくなかったとか。「ホントしなかったよね」ってはまおさんも言ってました。役に集中しているときは茶化したりしないでそっとしておく、そういう感覚がお互いにもうわかっていた、と。「友達でも無い、恋人でも無い、それを超えた領域に入ってたんじゃないか」だからこそ、最後の作品で、お互いがプロとしてしっかりしたものをみせたいって想いで現場でもとにかく集中していた、と、語っただいすけさん。この言葉はね……もう本当に、ただただ感動した。託生とギイをここまで演じてきたその当人だからこそ、こうして口に出しても嘘が無い、非常に重みのある言葉だと私は思いました。彼らは彼ら自身の努力とお互いによる切磋琢磨でそこまで、ある意味究極の領域まで辿り着いたんだよね……。




さて、ここまでみても本当にしゃべりっぱなしのだいすけさん。思い出したように、「オレずっとしゃべってるから、お前しゃべろうよ。オレ5分ぐらい黙ってるから」とはまおさんを促します。……ホントに5分黙ってられるのか? 当然無理でした(笑)。ここでだいすけさん、「マオ、おじいちゃんおばあちゃんが仙台にいるんだよね?」と、ネタ振り。はまおさんも、「今日はおじいちゃんちに行きますっ」なんて可愛く宣言するも「……って報告じゃないでしょこれは!!」と、まさかの一人ノリツッコミする浜尾京介がみられました(笑)。珍しいモノみたわ〜だいすけさん、あざーす!!



で、どういう流れだったかは忘れましたが、つい先日発売になったばかりのDVD、『祠堂学院からの贈り物』宣伝コーナーです。このとき二人ともまだDVD貰ってないので観てなかったらしいです。「だから今日初めてパッケージ見た」と言って、はまおさんってばマジマジと裏ジャケットをみてるもんだから、あの密着ショット、どんなふうに思ってんのかなあ? なんて考えながら、興味津々に裏ジャケをみてるはまおさんを観察してました。収録時間が本編148分なのに対して特典3分しかないことにびっくりしていた二人ですが、その内容を知ると、「ギイと三洲のグッとくる台詞が3分も入ってんの?」とか「それは……結構ボリューミーですねえ」「ちょっと長いな、クドイな」とか言い出すから、実際もう観ているひとが多かった会場は爆笑です。そしてここではまおさんがまたしてもぶっこみますよ!! 「なんかないんですか? ギイのグッとくる台詞とか」と、だいすけさんに無茶振り。「お前、急に振るのやめてよ」と弱気になるだいすけさんにさらに追い打ちかけるように、「託生になんかさあ」と、これまたなんともナイスぶっこみです。意を決しただいすけさん、じゃあ……とはまおさんに向き合って一瞬でギイモード。「託生、愛してる」……うん、グッとくるね!! でもはまおさんは言われた瞬間横向いてブハって噴き出しちゃってました。照れてて可愛かった。さすがに託生憑依してないときにそんな台詞言われたら照れちゃいますよね(笑)。グッとくる台詞集があるだけに「家で一人で観るのもなんだし一緒に観る?」「一緒に観ますか?」とか言ってましたよ。まーたー絶対観ないだろー。


この感謝祭DVDの目玉でもある春風語りかけについて、仙台で新出情報が判明したので書き留めておきます。この語りかけ撮ったのはなんと6月!! しかも赤池もいる某ネット番組にはまおさんも出るってことで途中抜けして終了後にスタジオに戻ってきて丸一日かけて撮ったそうです。別撮りじゃなかったんかい!!!! なのにあのわざとらしい別撮り風編集、なにそれなにそれ。ちなみに撮った日は6/14ですよね。うん、あったあった、マオたんが黒髪だった回あった。#4だよね。まだタイムシフト分観てなかったので観直したんですが、この日のはまおさん、黒髪に黒縁のメガネをしてました。当時は東京試写会に向けて黒く染めたのか? とか思ってたけど、まさかこの日にあの春風の撮影を二人でしてたなんて!!!! てか、二人揃ってたならさー顔映ってないけど膝枕シーン、あれちゃんとマオたんのお膝にだいすけゴロンしてんだよね−?! 音楽堂の手はホクロの位置でだいすけさんの手だと最初からわかってたんですけど、あれもてっきり合成かと……うーん見事に騙されたぜ。うん、でも確かにね、最後木漏れ日のなかで隣り合って座っている後ろ姿の二人は合成にしちゃあ上手く出来すぎてるとは思ったんだよなー。まあなんにしろ二人一緒に託生とギイの掛け合いをして撮った作品ならより美味しくいただけますけどね!! この事実を知って以降というもの、タクミ&ギイ編ばっかり観てますもの(笑)。



トークコーナーが落ち着くと、サイン入りクリアファイルを賭けたじゃんけん大会が行われました。ここではまおさんがポロッと一言、「誰が選抜になるかなあ?」ってボケちゃったんですよ(笑)。それを拾い切れなかっただいすけさんに「え?」って訊き返されて、もう一度同じ内容を言うとようやくボケに気づいただいすけさんに「なに言ってんの?」なんて呆れられてはまおさん即謝ってました。でもこれ青空東京公開最終日にタッキー先輩がボケたのと同じなんですよね。自分でも先輩リスペクトで同じネタを使ってみるはまおさんが可愛かったですよ〜。


じゃんけん大会で個人的にツボだったこと。今回は二人それぞれのサインが入った青空クリアファイルを各10名ずつにプレゼントでした。じゃんけん大会で勝ち残ったお客さんが壇上に上がってきて、サインを入れた本人から手渡しされたあとに握手→もう一人とも握手、って流れだったんですね。はまおさんが渡しているときに横でマイク持って進行しながらにこやかにファンと握手しているだいすけさん、という図は、まるで新人タレントの営業とそれについてまわるマネージャーにみえてしまって、もうそれがおかしくて仕方無かったんですが、これがだいすけさんの番になると雰囲気が変わったのだ!! 満面の笑みでファイルを渡して握手するだいすけさんの一歩後ろでついてまわって楚々と握手するはまおさん、の図……うん、今度は代議士とその妻にしかみえなかったよ(笑)。いや、サービスとかじゃなくて、敢えて意識せずとも彼ら自然に託生&ギイのバランスになっちゃうんだな〜成る程これが3年の積み重ねか。




1回目が長くなりすぎたので一度記事として更新します。2回目はさっくり短くまとめつつ、自分の感想の総括もしたいです。