そして青空は永遠に晴れたまま。

奇跡の2.5次元役者・浜尾京介の芸能活動復帰をのんびり待機中。

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青空本編完全ネタバレ感想その6_cです。
これまでの感想はこちら。
→ 【その1】 【その2】 【その3】 【その4】 【その5】 【その6_a】 【その6_b



まずはお約束の長ーい注意書きから。
駄目だなって思ったら、即引き返して読まないでください。




※映画版『あの、晴れた青空』の完全ネタバレになります。
※映画化されていない他の原作エピソードも遠慮無くネタバレします。
※映画撮影時のメイキング的なエピソードも随時盛り込みます。
※映画版青空に関係無い話題にも必要があればどんどん脱線します。
※原作・映画版ともにギイタク至上の主観的感想です。
※あくまでも根本的には腐女子が書く感想です。お察しください。
※なので、ギイタクのラブシーンは当然ですが大好物ですw




こちらの【青空あらすじまとめ】の流れに沿って感想を書いていきますのでよろしければご参照ください。






(15)
最初からクライマックスだぜ、のラブシーンその1



 「ソファーとベッド、どっちがいい?」
 「…どっち、でも」



かーらーのー、いわゆるひとつのベッドシーンになります。流れる音楽は美貌ラスト5分を甘くせつなく彩った託生とギイ共犯者のテーマ。うわ、今回もギイタクの絡みでこれ流しちゃうんだーって、ちょっとびっくりした。これが流れたら嫌でも美貌のあのラブシーン思い出しちゃうじゃんって思ったんです。


が、そんな余裕は無かったぜ。
美貌とはまた違うアプローチでファンの度肝を抜いてくれたぜ!!!!



カメラのアングル的には、基本はベッドの左側から二人の上半身が映る範囲で固定して撮っている画がずっと流れていて、その合間に表情を追うようにしてアップの画が挿まれました。ちなみにお姫様抱っこで運ぶのもやさしく横たえるのも服脱いだり脱がせたりも無く、いきなり、いきなりベッドでチュッチュチュッチュ絡んでる画になるので要注意!! 苦手な方は、ここ、かなりの覚悟が必要でしょう。


私も初見のときはね、あまりの衝撃に頭パーンってなりましたから。え?! ええ〜っ?!!! ええええええー!!!! ってひたすらすげーすげー思ってた(笑)。


……実際のところ、どんなふうに絡んでいたか、あまりよく覚えていないんです。ただ、とにかく、ギイも託生もガツガツしてたなあ。忙しなかった。性急だった。チュッチュなんて表現は生ぬるいです。むしゃぶりつくって感じが正しいかも。激しさで言えば虹色美貌通して一番ですね。虹色のギイが託生に「オレを疲れさせてくれよ」って懇願していましたけど、今回のこのシーンの方がよっぽど疲れさせてるだろってぐらいには激しい(笑)。虹色ではギイが一方的に求めている感じでしたが(最後の方は託生も自らキスを欲しがるまでになってましたけども)今回はね、ちゃーんと、お互いが同じだけ欲しがってるようにみえた。


具体的に二人があーなってこーなってどんなことになってたかについては記憶があやふやなので名古屋試写にてしっかり確認して追記したいと思います。
(8/2:いくつか追記しました)



今の段階ではっきりと覚えているのは、メイキングで大ちゃんと監督が相談していた通り、途中で託生が上、ギイが下、の体位、体勢に切り替わったこと!!!! ここは編集で繋いであるので気づいたら託生が上になってます。上になったとは言っても下になってるギイがイケイケガツガツのまんま攻め続けてるので、せっかくリード出来るはずの上なのに託生、自由に動かせてもらえないの(笑)。でも託生からギイの頭抱えてキスしようとしたりしてがんばってた、うん。


そしてこの託生が上の状態から、ゴロン、って転がりながら体位が変わるのね!!カメラがある側に向かってゴロンするので、ここでなんと画面は託生の背中のアップ!! アップ!! どアップ!!!! 浜尾託生の美しい背中がバババーン!!!! ひぃえええええ〜!!!! ってなりましたよ。迫り来る背中の躍動感、なんたる迫力。多分そこからまた転がって、ギイが上、託生が下に戻った…んだと思います。(曖昧)


追記。
託生の背中のどアップから、ギイが託生のうなじあたりをグイッとを抱え込むようにしながら結構強引に身体の上下を入れ替えて再び自分が上になってました。ここ、動きに擦れるシーツの音の凄いこと!!!! いやー迫力満点の衣擦れです。そして上に戻ったギイの攻めが激しい激しい。 腰まで動いてたような気がする(笑)。いやー……本当にね、ベッドの上で二人絡み合いながらゴロンゴロンしてた。凄かった。ギイは託生の喉元とか鎖骨周りとかが相変わらずお好きなようで、キスの合間にはそこばっかチュッチュチュッチュしてたなあ……もうあれは癖やね(笑)。



で、最後託生のアップがスローになって、あ、今、極まったな、ってのがわかる(でも美貌のあの託生のどアップ程あからさまにわかる感じでは無いですよ)ここ、ギイのアップは無かったけど、その続きの引き画では動きを止めた二人がそれまでの激しさとは打って変わって、余韻をたっぷり味わうかのようなキスをチュ、チュ、って4回も繰り返してた!!!! 多分4回だった、と思う。ので、ギイもちゃんと満足出来たんじゃないかなあ今回は。……って、めっちゃ言葉濁してる私(笑)。


追記。
余韻チュウ、4回以上してた(笑)。そしてこの余韻チュウを二人が味わっているとき、託生もギイもお互いの頬を指でなぞってるんですけどね、このなぞり方がまたたまんないんですわ〜!!!! 相手のことを心から慈しんでいる指遣いなんですよ!!!! 託生なんてチュッチュしながらギイのほっぺたつまんじゃうからね!! アレは絶対に「ギイのこと大好き!!」って気持ちから自然に生まれた託生としての動作だと思う。きっとアドリブに違いない!!!! 甘すぎる余韻チュウとともにギイのほっぺたをつまむ託生の指は必見!!



ここまでが青空最初のベッドシーン。三年生の託生とギイのメイクラブです。試写会会場のあまり良くない音響で聞いた限りでは、このシーン、BGMで完全にナマ音は消されていたんじゃないかなあ。そりゃあんだけゴロンゴロン激しく動いてるんだもの、ナマ音入れたら臨場感というか生々しいことこの上ないわ(笑)。

や、でもこれは保留。イメフォのちゃんとした音響で聴いたらなにか拾えるかもだし。


追記。
東別院ホール@名古屋のよくきこえる音響下であらためて聴いたら、このシーンのナマ音、あれもこれもそれもばっちり入ってました。チュッチュ響くリップ音、吸ったり吐いたりの息遣い、シーツの衣擦れ、肌を滑る音、そしてちいさく漏らされる喘ぎ……いやー美貌以上に聴かせてきてます。今回、ラブシーンに限らず一番注耳したいのは二人の息遣いですねえ〜特に託生!!!! はまおさんは台詞を言う前の息遣いに特徴があるんですけど、この息遣いにも感情がちゃんと乗ってるんですよ。漏らされる吐息一つでもそれが十分伝わってきます。




そういうワケで、前回の清らか交際が嘘のようにガッツリです。そして長い(笑)。

うん、確かに長かった。時間計ってないからわからないけどかなり長かった。なので、ラブシーンに耐性の無いひと、BLってものが自体が苦手なひと、そもそもギイタクに興味無いひとには結構しんどい耐久時間になることでしょう。


でもね、これ、青空だからね。託生とギイの〝永遠の愛〟がテーマの物語だからね。そもそも虹色、美貌と観てきてたらある程度覚悟してんだろってね。



これは以前の青空感想や虹色考察でも触れたことがありますが、託生とギイが恋愛関係を維持していく上で、セックスは絶対不可欠。でも、愛し合う行為っていうのは彼らにとっては欲望だけじゃないんですよ。ギイを身のうちに受け入れ身体ごと愛されることは、託生にとってはある意味、身体と心のリハビリなんです。兄に受けた理不尽な仕打ちによる傷から癒されるために必要な〝治療〟と言ってもいいかもしれない。「愛してる」、と言葉で何十回囁かれるよりも、半ば強引にでもギイに自分を求められることの方が託生にはなによりの愛情確認だと思います。おそらくギイはそれをわかっている。なんせはじまりがそうでしたからね。(このへんはジュンプラの場面でまた語ります)


そんでもって、映画版ではそこをしっかり汲み取っているんだと私は思ってます。勿論、下世話な意味での話題作りや腐女子向けの狙いもあるとは思いますよ(笑)。でも虹色から一貫して(※ぴゅあは除く)これだけの濃厚なラブシーンを託生とギイで描いているのは、それが託生とギイの愛にとって必要不可欠だから、だと思う。原作には「無い」、んじゃない。ただ描かれていないだけで行間を読めばわかるもの。


追記。
原作を踏まえてこのゼロ番でのガツガツラブシーンを擁護するの忘れてました。

あのですね、「あの、晴れた青空」というお話は、彼らが三年生6月の出来事で、その直後の本編が7月の「Pure」になるワケですが、直前のエピソードとなると5月の「ROSA」まで遡らなくてはなりません。「ROSA」はGWに託生とギイが二人で旅行に出かけるお話で、そのあとは託生とギイに関する5月のエピソードって原作に無いんですよね。何故か三年生5月は原作ではぽっかり抜けた空白の期間なんです。そして原作「あの、晴れた青空」ゼロ番でのシーンで、託生のモノローグにこういう一文があります。(以下、原作p.191より引用)



 どうしよう。室内に、ふたりきりになってしまった。
 こうゆう状況は、何日、いや、何週間ぶりだろうか。



これから推測するに、託生とギイはふたりきりで逢うことすら何週間ぶりだった。つまり逢ってイチャイチャするのはGW以来だったという可能性もあるワケですよ!! 二年生の頃は同室をイイコトになにかあれば即ベッドで解決! だった託生とギイが一ヶ月も禁欲していたんだと思えば、このゼロ番でのひさびさの夜が燃え上がるのもそりゃあ仕方無いよねと思うんですわ。欲望というよりも最早渇望に近い餓えと渇き。それを満たそう潤そうと、とにかく相手を貪る。渇きを癒そうという人間の本能ですよ。ガツガツして性急で相手を労る余裕なんか無くても当然じゃん? と思った次第です。だから、ゼロ番でのベッドシーンはアレでオッケー。あくまでも個人的にはね。



あとは、……そうだなあ、奇跡的にハマった役者によるプラスα、の力? この二人で実写の限界まで撮ってみたい、美しく且つ濃厚に撮ってみたい、と思わせるだけの組み合わせとしての魅力が、浜尾託生と大ちゃんギイにはあったのだと、彼らのギイタク贔屓としてはそう思いたいかなあ。


それと、今回このゼロ番でのベッドシーンが無駄に長いのは、「ぴゅあではオトナの事情でギイタク絡ませてあげられなくてごめんね!!」、ってことなんだと勝手に受け取ってます。ぴゅあの分まで多めに絡んでおります的なね(笑)。




ま、そういう感じですので、ギイタクのラブシーン駄目だわ苦手だわってひとはいっそ青空観ないでください!! ……と言うワケにもいかないですし、ならばせめてここだけ目と心を閉ざしちゃってください(笑)。美貌ラストのあの音楽がフェイドアウトしていけば最初のヤマ場、ゼロ番での絡みは終わりですからよければ戻ってきてネ!!




これでゼロ番ナイト前半戦が終了。実はこのあとのピロートークがラブシーンよりもむしろ見どころなのです!! 名古屋試写会でしっかり復習してきて次の感想記事に臨みます。