そして青空は永遠に晴れたまま。

奇跡の2.5次元役者・浜尾京介の芸能活動復帰をのんびり待機中。

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それでは当日のツイートを元にピスメ初日を観ての個人的雑感(辛め)&マオちゃんレポ。




※内容ネタバレしてます。
 ごらんになりたくない方は自主的に回避してください。






まあ〜〜〜とにかく原作に忠実でしたねえ。例えば斬り合う場面での動きなんかもなるべく原作に沿おうとがんばってます。が、忠実過ぎてその分場面と場面の繋がり感が乏しく、ただ原作のいいシーンを細切れに並べてしまった印象。余韻が無い。物足りないし、演出や制作の脳内でやりたいことに現実の板の上が追いついていない感じです。


目まぐるしく場面転換するからなのかセットなどは舞台上に一切無く、唯一可動の壁2枚を動かしてちょっとした変化を表そうとはしていますが、場面によっては役者の力量だけではもたせられないシーンもあり。


あ、映像による演出はかなり凝っています。これはGロッソならでは。一度ぐらいは全景を楽しもうと2回目をA席で観てみたたらこれが正解。映像演出の良さが楽しめました。複数回観劇される予定があるならA席から全景みつつマオちゃんを双眼鏡でガン観、もオススメです。



役者的に一番キビシイのは山崎姉弟かなあ……。特に酷いのがススム。彼は後半に美味しい見せ場や重要シーンがいくつもあるのに、長い説明台詞が聞き取れない。抑揚が無さすぎ。(それは忍だからだとしても昂ぶるシーンで感情が乗せられていない)ノクターンの子飼いの若手でこの機に乗じて売り出したいんでしょうけど、ススムは鉄と対等なポジションで深く関わる重要キャラの一人なんです。もっと上手い役者で観たかった……ススムがしゃべると脱力させられるもの。あゆ姉もね〜…変な癖のある関西弁で台詞回すから聞いてて結構しんどい。鉄との別れのシーンとか、山崎姉弟のシーンとか別の意味で辛かったです。



台詞回しに関しては他にも聞き取りにくい役者が多かった。主演のよしたくが既に声枯らしてるし……あれ楽まで保つのかな? そんななかにあって、副長二人と稔麿はさすがの貫禄でした。渇舌も呂律もハッキリしてるし台詞も聞き取れて目を引きつけられる。彼らが出てくる場面になるとホッとした。特に兼ちゃんの美声には聞いているだけでうっとりしました。




さて、マオちゃん。マオちゃんなりに独特の沖田節をちゃんと作り上げていて、テンション高く声を張るときは綺麗に聞き取れるんですが、(呂律は若干怪しいですが)穏やかに早口でしゃべるとマイクで拾い切れなかったり周りの音に消えてしまったりする。そこは本人もっと自覚して声を出すように気をつけてほしい。今回マオちゃんを批判するならきっとそこ突いてくるだろうから。……てか、そこしか突くところが無いかも?(評価甘すぎ)


殺陣は……本当に見事でした!! まだまだ相手を待って合わせているようなところはあるけど、新撰組のなかで誰よりも綺麗な殺陣を魅せなければならないと本人が強く意識しマイ木刀を買いこんでまで励んだだけあって、時にふわり舞うように、時に電光石火の如く、硬軟使い分けて重心を低くし射るような鋭い眼光で敵を斬り捨てるその姿は確かに舞台上で誰よりも腕のたつ一番隊隊長沖田総司でした!!!! 鬼の子モードでの目つきの変化は絶対に注目してほしいです。正直、あの眼でこちらを見られたときにはゾクッとしました。


脚本が原作に忠実なだけあって、沖田萌え的に観たかった場面は大体あるかな。欲を言えば土方と一緒にお菓子を買いに行った帰りの「私は九つでした」と、「早く忘れさせなきゃ……」って辰兄の独白に沖田を登場させておきながらその続きの二人のやりとり、この2場面が無かったことは残念ですが、あゆ姉の件で現場をあとにする土方を追いかけた沖田が「貴方のせいじゃない」ときっぱり言い切るところは聞けたし、池田屋での喀血(血糊無し)もあったし、そこに駆け付けた土方と沖田のやりとりがほぼ完璧にやりすぎなくらい再現されていたのでもうもう私は大満足です〜!!!! いやーアレは凄いって!!


池田屋から戻る道すがら、土方に肩を借りて支えられながら凱旋する沖田がもんのすごーく甘い表情で土方に微笑みかけるのを観た瞬間、ヒィィイイィィィィイ〜!!!! って、心のなかで絶叫し震えました(笑)。あんなに全幅の信頼を寄せられ心許されている土方が羨ましい……。


羨ましいといえば近藤局長。最初に沖田が鉄を屯所の道場に連れてきたシーン、ここは原作でも沖田がシナを作って近藤さんに可愛く甘えるんですが、マオちゃん沖田は「こぉ〜んどぉさぁぁぁん」ってキャピキャピっとした声で叫ぶと、助走をつけて近藤さん目がけてダイブ。飛び込んできたマオちゃん沖田を近藤さんはクルクルって回りながらお姫様だっこしちゃいますから!!!! 初っ端からマオちゃんファンの度肝を抜く萌え提供ですよ(笑)。マオちゃんってば姫抱きのあとも「遊んでくれなくてつまんないっ」って局長とツンツン突っつきあいながらなんかイチャイチャイしてた。いや、マジでココは必見!!!!



稽古場で爆笑を誘っていたというマオちゃんの日替わりネタ。鼻歌披露は予想通り土方の肩を後ろから揉み揉みするシーンです。初日は「かえるのうた」でした。鼻歌と歌詞とを交互に入れてきたマオちゃんに突っ込んだ兼ちゃんがここで噛んじゃってソッコーで「噛みましたねっ」と鋭く沖田口調で突っ込み返されてました(笑)。で、「初日なんだから勘弁して〜」と泣きつく兼ちゃん。弱いなあ〜なんか既に尻に敷かれてる感丸出しで最高!!!! そのあとサイゾー(※ぬいぐるみです)に話しかけながら「なになに? 土方さんに歌ってもらいたい?」と、サイゾーを使ってこれまでには無かったらしい無茶ぶりをするマオちゃん。そこで兼ちゃんが一言。


 土方「稽古でやらなかったことをやるなー!!」
 沖田「稽古ってなんですか?(・∀・)ニコニコ」


このやりとり、沖田の鬼モード、完璧です。あれだけぶっこんでくる積極的なマオちゃんが観られるのはピスメだけ(笑)!! 嗚呼全通したい……もうマオちゃん観るためだけでもいいから!!!!


あ、ちなみにマオちゃんガン観的には下手がオススメ!! 土方との日替わりネタも辰兄とのシーンも下手側上段です。


沖田の出番は一幕中盤までとクライマックスの池田屋以降に集中していて休憩挟んでの中盤あたりしばらく出てこないので、2回目観劇以降は……お休みタイムになる予感も……(コラ




次の記事ではピスメのマオちゃん沖田がいかに姫なのかについて暑っ苦しく語りたいです!!!!



では本日もピスメ昼夜と観劇行ってきます。