そして青空は永遠に晴れたまま。

奇跡の2.5次元役者・浜尾京介の芸能活動復帰をのんびり待機中。

110208

日曜日のことになりますが、初日舞台挨拶映像のギイタク……と、『Pure』本編の観納めをしてきました。


結局Pure、16回も観ちゃった。
あれだけギャーギャー喚いておいて、結果的に美貌の20回に迫る回数になったのが皮肉だわ。



まあすべてはね、以前にも書きましたが、初日舞台挨拶上映という最高級の釣り餌のせいです(笑)。これが無ければ7回分減って一桁の鑑賞で済んでいた。幸運なことに、自宅から大阪の上映館までは約40分。行きたいときにいつでも観に行ける環境にありましたのでギイタク好きとしては釣られずにはいられませんでした。


東京では1/28、名古屋は1/21、そして大阪は2/11まで。先週末には福岡、仙台での上映会も無事終了したようでこれで本編DVD製作、発売へと一気に加速するでしょう。



個人的には、興味の対象はすでにその先です。次回作がどうなるのか。……え? 勿論やるでしょ? すくなくとも彼らの託生とギイがメインであと一作はこの世に送り出してもらわないと!! スピンオフのまま終わられては死んでも死にきれない。むしろ現世で生き霊となってビデプラの建物に取り憑くわよっ!!!!


というコトで、現段階でちょっと真面目に次回作を考えてみる。



映画化する際の条件として、「学校内の話であること」が最優先事項のようなので(※虹色オフィシャルブック参照)、まず学校外での話や長期休暇中のお話は除外されます。そしてタクミくんシリーズに時折ある不思議体験系のお話も特殊撮影が必要になったり経費面で厳しそうなのでアウト。この段階で残りのエピソードがもう限られてくるんですよね。


映画版が現体制ですこしでもシリーズ延命を図るなら、サブCPを出しつつ要所を締めるメインはギイタクという虹色方式を選択するのがベターではないかと思います。


そうなるとですね、二年生時代のエピソードからは、「恋文」、「嘘つきな口元」、「バレンタイン・ラプソディ」、三年生時代からだと、「jealorusy」+「花散る夜に君を想えば」、「あの、晴れた青空」、そして高校一年生という年齢の無理を承知で(笑)、これまでのオールキャスト登場の「暁を待つまで」 ……条件内で候補に挙げられるとしたら、大体これぐらい? 三年二学期以降になると最新刊までギイタクメインでお話が続いている状態なのでまだ映画化には向かないでしょう。


それから原作でのサブCP人気や知名度で考えてみると(虹色はイレギュラーとして)、三洲と真行寺、高林と吉沢、この次にくるとしたら、今は矢倉と八津になるんじゃないかな。ギイとの階段長繋がりや託生との音大受験繋がりもある野沢とその年下の恋人駒澤って線もアリかもしれないけど。


そのへんを考慮して、ここには書けないとある理由も含めて、映画タクミくんシリーズの第五弾が作られるのならば、「花散る夜に君を想えば」(+「jealousy」)がいいと言ってみる。


うん、この話ね、前置きにあたる「jealousy」から読み返したらギイタク赤池が結構出てくるんですわ。次回作で赤池をただの通行人にさせないためにもすこしでも出番のある話が観たいし、矢倉と八津のあいだで託生がキーとなってがんばるっていう映画版Pureでは奪われた大事な役割のリベンジも果たせるしね。



……本当は。私個人としては、美貌公開よりも以前から次回作には「あの、晴れた青空」を、と強く希望していました。その理由は、10/01/28付け記事 に書いたとおりです。
これは、浜尾託生と大ちゃんギイでのタクミくんシリーズのラストを飾る作品に最も相応しいエピソードだと思っています。


でも、実際に美貌の次に作られたのは、Pureだった。Pureは7月のお話で、原作では青空直後のエピソード。映画版は青空の時間軸を追い越しちゃったんですよね。しかも恐ろしいことに、美貌、Pureと、作品内ではっきり2010年のカレンダーに沿ってお話が進んでいるんです。特にPureでは日にちがクローズアップされていましたね。音楽祭が2010年6月28日月曜日、7月7日の七夕は水曜日。これのなにが恐ろしいかというと、美貌とPureの時間軸では6月15日が日曜日では無いということです。


つまり、青空のお話が映画版の時間軸では成り立たない……?



6月15日が日曜日であることには大事な大事な意味があります。これは簡単に改変してはいけない原作要素だと私は考えます。


虹色、美貌、Pureと、毎回寮が変わっても全く気にしないように、ましてやキャストが別人に変わっても世界が在り続けているように何食わぬ顔でカレンダーを変えてしまえば済みますけどね。まあこういう細かいところにまでこだわりたいのが原作読者です。春なのにコスモスや、奈良先輩の留年や、寮部屋位置の謎、最早いちゃもんレベルで気になってしまうのがオタクの性です(笑)。Pureからいきなり青空で時系列の矛盾を際立たせるよりは、ひとつエピソードを挟んだ方がいいのかも……なんて思った次第。



勿論、今でも私が一番観てみたいエピソードは、ジュンプラ込みの「あの、晴れた青空」であることに変わりはありません。青空で、彼らの託生とギイにひとつの終着点までちゃんと辿り着いてほしいのです。


そんなことばかり、日々考えています。



そういうワケで、やっとPureも観納めしましたので、しばらくは本編絡みの感想考察やプチコラム等をいくつか続けて更新する予定です。





以下は映画タクミくんもちょっと関わりある余談。


実は、今年中にもう一度タクミくん映画があると見越して公開前にシネ・ヌーヴォさんの会員になっておいたんですよ。先日届いた会報には「昨年度の観客動員数が、最低だった一昨年を更に下回った」と書かれていました。昨年同様だと最早予断を許さない……とも。昨年はミニシアターの閉館が相次ぎましたが、やはりこちらも現実は厳しいようです。たとえ視聴覚室レベルでも金持ちのホームシアター並みであっても(失礼)シネ・ヌーヴォさんはタクミくんシリーズを上映してくれる貴重な映画館なんです。そして次回作も絶対に大阪で上映してもらいたいので、なんとか貢献したい……。会員になったのがまずは第一歩。そして次作のタクミくんもシネ・ヌーヴォまでたくさん観に行けるように願っています。