そして青空は永遠に晴れたまま。

奇跡の2.5次元役者・浜尾京介の芸能活動復帰をのんびり待機中。

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★『Pure』完成披露試写会・トークショウ感想
   2011年12月5日(日) 11:30/14:45/18:00
    @大阪・よみうり文化ホール
     ゲスト:馬場良馬・滝口幸広・広瀬友祐・渡辺大


※金髪ギイにメロメロにされて記憶が飛んでるレポですw




★大阪1回目@11:30〜 「パンニハムハサムニダ」


MCさんは残念ながらいつものあきらさんではありませんでした。美貌のときは大阪にも一緒に来てくれたのに……残念すぎる。大阪のMCさんはこのシリーズのことを多分あまり知らないから(あきらさんが知りすぎなのもある)痒いところに手が届かないもどかしさがずっとあった。でもその分、大人で達者なキャストの皆ががんばってくれた部分もあったかなと思うのですが……。


気を取り直して。ではまず初回です。とにもかくにも金髪大ちゃん!!!! 破壊力ありすぎっ!! 東京と同じくクレジット順での呼び込みで、最後の大ちゃん、「そして崎義一役は勿論このひと、渡辺大輔さんです」と、これまた東京のはまおさんと同じ特別扱いな紹介ですね(笑)。でもって舞台下手から登場した大ちゃんは……あの、ド金髪!!!! その瞬間、試写会会場よみうり文化ホールがどっと湧きました。金髪になっていることは大ちゃんファンなら知っているひとが多かったと思うんですが、まさかあそこまで真ッ金金だとは!! あのね、遠目だとイギリスのパブリックスクールに通う美少年(笑)で通りますよあれは。……あくまで遠目、でね。


それにすかさず突っ込むのはやっぱりこの男、滝口さん。タッキーは大阪でも大活躍。本当にありがたい存在ですよね。金髪大ちゃんはタッキー的に「韓流スター」の括りだったらしく「東方神起ジェジュンみたい」とか言ってたかな。私、韓流はまったく興味が無いのでよくわからないんですが、タッキーは韓流というかK-POP? 大好きなんですね。大ちゃん以外にも今回ずっとこの手のネタを振りっぱなしでした(笑)。そういえばメイキングでも「BIGBANGの滝口です」とか言ってたし。でもって、韓流ネタを振られて一瞬大ちゃん戸惑ってましたがそこはすぐに呑み込んだんでしょう。日本語が通じない素振りで広瀬君も巻き込んで、出た言葉が「パンニハムハサムニダ」……私、しばらく意味わからなかった。「サンドイッチという意味です」と誰かが言ってくれてじわじわきました。な、なるほどね(笑)。


金髪大ちゃん。しつこいようですけど本当に素敵だった!! ブログにアップされた写メで皆さんごらんになったかと思いますが髪盛ってなかったんです!! 美貌試写会ではとんでもなく盛り盛り髪だったギイが(あのときは舞台直後だから仕方無いんですけども)、今回は、虹色のギイをさらに撫でつけたみたいなサラサラヘアー!! マジマジ遠目イギリスクォーター美少年!! いや、マジで(笑)。……あれギイはフランスと日本のクォーターだったか。まあいいや。


勿論大ちゃんも最初の挨拶で、はまおさんの欠席について「今日は託生役の浜尾京介がいないんですが」、みたいな感じでちゃんと、しかもこのあとのトーク中も何度も触れてくれたんですよ。託生とギイがお互いの不在を東京と大阪でフォローし合ってる姿を観られてなんかほっこり。離れ離れだけどこういうのもいいかも。


MCさんから一番印象的なシーンは? の質問。大ちゃんは最後のギイと託生が寄り添って星を眺めるあの場面だそうです。このシーンだけははまおさんともゆっくり話したり出来たとか。初日で託生のシーン全部を撮らなくてはならなかったワケですし、そこにさらにギイタクシーン追加したり(@東京試写会ネタ)してこの日撮影スケジュールは本気でギュウギュウだったんでしょう。なので、最後の二人のシーンまできてやっとお話するような余裕も生まれたのかな。その穏やかな空気はあの場面にちゃんと出てる!!


馬場君が初めてのキスシーンなので悩んで苦労した、大ちゃんにいっぱい相談したという話で、渡辺さんはどう答えたのかと訊かれて「普通に、いつも通りにやればいい」……って大ちゃーん(笑)!! 真面目な話だと「浜尾と思ってませんから」「本当に理想の相手だと思って」やるんだそうですよ。で、馬場君がキスシーンが終わった瞬間にすごく恥ずかしくなったと言えば「まだまだだな」なんてツッコミ入れたり、撮影後には5分ぐらい内藤君と顔を合わせられなかったと言えば、「ウチら(撮影)終わってもラブラブだから」と、ラブシーンの先輩の余裕でしかも自然にさらりとサービストーク(笑)。 ゴチでした!!


最後の挨拶で印象的だったのが、「今日は浜尾いないんですが」と言いながら、空いてる右手で自分の横にエアはまおさんを描いて肩だか頭だかをポンポン(若干妄想気味) としていたことです。……うん、そうだよね。こういう場ではいつもそこに託生がいたものね。多分、それは無意識にやってたんだと思います。だからグッときた。しかし大ちゃんのエアはまおさんはえらくちっさかったです(笑)。


はまおさんの不在に触れた上で、「この先第五弾があるかどうかわかりませんが、このキャストで続けばいいなと思います」(意訳)と、とっても力強く言ってくれましたよ(泣)!! で、挨拶も終わって捌けていくときに、下手の袖に一人残って客席に向かって大ちゃん、「髪、似合ってる?」と訊いてきました。お客さんは皆、心を一つにして「似合ってるー!!!!」その反応に大ちゃん、うれしそうでした。




★大阪2回目@14:45〜 「ミラ☆トレ、よろしくねv」


2回目は初っ端にアクシデント発生。まず最初に馬場君が登場して、次はタッキーなんですが、このとき下手の袖からバタバタ手を振っているのが見えまして、ん? と思っていたら、馬場君が「もう少し僕とお話ししましょう!!」「タッキーは決して今着替えたりしていません!!」……そういうことか(笑)。馬場君が場を繋ぎつつ、オッケーが出てあらためてタッキー登場。最後に出てきた大ちゃんにも「タッキー、顔がまだテンパってる」なんて言われていた2回目オープニングの滝口さんでした。


ブリティッシュヒルズの話でオススメの場所はどこ? みたいな流れで、大ちゃんは確か正面だったかな。祠堂学院を真っ正面に見られるあのマナーハウス正面ですね。美貌でギイが駆け上っていったあそこ。ギイ散歩でもまず最初にそこを案内していました。でもってギイ散歩の話になって、時間が余ったからなんとなくネタで始めたらそれがそのまんまメイキングで使われた感じだとか。今回ギイ散歩を1回2回とやったので出来れば3回4回続けば……と。それはつまり、次回、ってことですよね?! 次回のギイ散歩3・4はギイと託生と赤池でやってくれますよね? ね? ……とプレッシャー(笑)。


ここで馬場君から「大ちゃん一ヶ所間違えてたよね」とツッコミ。そうです。ギイのお部屋のこと!! 以前のメイキング感想記事で私も突っ込ませていただきましたが、馬場君も気づいたらしいです。そしたら大ちゃん「俺も途中でここ違うなって気づいた」と。えー(笑)? 気づいたけどもう引き返せなくて、だからすぐに風呂とかベッドとかそっちの方に話を振ったんだそうです。メイキング見直したら確かにちょっと間が空く瞬間があるので、もしかしたらそこかな?


で、また今回の三洲と真行寺のキスシーンの話になって(笑)。馬場君が自ら振ったんだっけか。メイキングからずっと同じ話です。初めてでわからないから悩んだとか恥ずかしかったとか言ってたら、大ちゃんが「凄く良かった」と褒めてました。大ちゃん1回目に会場の後ろの部屋からお客さんと一緒に試写を観てたそうで、そこで二人のキスシーンを観て、変に気にしたり避けたりしてないからそういう意識が見えなかったから良かったと、綺麗に撮れてたとベタ褒めしてました。会場のお客さんにも振って「どうでしたか?」と。勿論会場は拍手です。……ごめん、私は拍手出来なかったけどね(苦笑)。


そこから何故か大ちゃんにも前作でのラブシーンの話が振られて。馬場君は演じているときは気にならないけどキスしてカットかかったあとはまるで初恋みたいにドキドキして恥ずかしくなったらしいですが、「渡辺さんはどうですか?」と訊かれると、大ちゃんは全然平気でむしろ、「相手のことを気にします。大丈夫だった? って」とのお答え。……素晴らしく紳士ですねえ〜!! こういうところもギイっぽい気がする私。でも虹色メイキング見てたらわかりますよねコレ。まさにそのまんま。ちなみにタッキーは「え、これすんの?! キスすんの?!」って感じらしい(笑)。


そんな初々しい今回の二人に対してのギイタクという意味なのかMCさんが東京試写会で出たお話を小耳に挟んだんですがと前置きし「結婚5年目の……」と振ると、続けて「……夫婦?」と答える大ちゃん(笑)。「なんかもうそうなっちゃうのかなあ」と、自ら認める発言をしていました。


このときの口調が、いわゆるサービストーク風でも無く、渋々でも無く、本当にそうなんだと認めているような感じだったのがすごく印象的で。夫婦と一口に言っても実際に恋愛関係なワケじゃなくて、私が思うに野球のバッテリーに近いんじゃないかと。こう投げたらこう受け止める。相手の出方がすべてわかっていて試合をコントロールするそんな二人。浜尾託生と大ちゃんギイってこの関係に近いような気がしています。それがわかったからこその、大ちゃんイベントでの例の発言であったり今回の素直に認めるふうな発言であったりするんじゃないかなあ。まあ、あくまで私の印象なので夢見ているのはご容赦ください。


2回目の最後の挨拶でも大ちゃんは、まだわからないけど続編があるならまたこの同じキャストでやりたいですと言ってました。で、またまた捌けるときに下手袖に残った大ちゃん、こんなことを。「ミラ☆トレ、よろしくね」……関西から観に行くのはハードル高いよ〜




★大阪3回目@18:00〜 「相思相愛です」


皆さんに朗報です。大阪3回目はカメラが入っていました。おそらく『Pure』のDVD特典映像で金髪ギイな大ちゃんをごらんになれるはずです!!


この回は東京同様上映前のトークだったのでネタバレ無しの方向。横井監督はどんな監督さんですかと訊かれて、大ちゃんが「監督はロケバスで絶対に寝ない」と。これは以前にもどこかの取材で聞いたことがあったんですが、監督はロケバスでずっと台本をチェックしてその日にある撮影シーンを全部自分のなかで組み立てているから、撮影がすごくスムーズに進むそうです。で、「自分たちもこの作品を愛しているけど、このシリーズを一番愛しているのは監督だと思う」とも言ってました。本当に全幅の信頼を寄せているのがわかります。


なにか撮影の裏話を、という流れで大ちゃんがしてくれたお話が先月の大ちゃんイベでも言っていた撮影後にはまおさんと一緒に宿泊先のお風呂に入ったという「裸の付き合い」のこと。あーもーここあきらさんなら絶対膨らませてくれたんだろうになー大阪のMCさん全然食いついてくれませんでした。勿体無い。あ、でも内容は大ちゃんイベのときとほぼ同じです。どんな話をしたのかと訊かれて、やっぱり仕事の話になっちゃって、上がってからは「ちゃんと髪乾かせよー」「わかってるよー」みたいな感じです、と。はまおさんを迎えに来たマネージャーさんの車は後部座席全部倒して毛布とか持ち込んでたそうです。横になって台本読んで帰るんだとか。高速乗ったあたりでちゃんと部長にメール送ったんだよねマオたん(笑)。


ちなみに3回目では大ちゃん「(託生役の浜尾とは)相思相愛です」とか言いやがりました。これちょっとサービストークに調子づいたな(笑)。でもね、はまおさんの託生とは特に台本の読み合わせとかしなくても相手がどうくるとか、どう演じるのかとか、もうわかるんですって。今回はクランクイン前の本読みに虹色組は全員参加してませんし、託生とギイは現場で読み合わせもしてないそうです。時間無かったし。それであの安定感ですからねえ……もうなんていうの? そういうふうにお互いに「任し任せられる」相手なんだと、浜尾のことを一役者としてとても信頼している様子がひしひしと伝わってきてじーんとしました。


個人的には、役に入った託生とギイの、撮影現場におけるあうんの呼吸っぷりには、BLCDで言うところの「絡み一発録り」に近いものがあるんじゃないかと。うははは(笑)!!

最後の挨拶ではこの回も、このキャストでどんどん続けていきたい、ギイをやりたいと、しっかりはっきり言ってくれました。回を追うごとにギイ役への大ちゃんの想いの強さ、決意表明みたいなものを感じました。そして捌ける前には……「ミラクル☆トレインも観てね」みたいに言って、それから新宿凜太郎の『仔猫ちゃん』って台詞まで言っちゃいました(笑)。




では、全6回完走してみての総括的感想を少し。本編はさておき、トークは美貌のときみたくネタに走りすぎるようなこともなく、荒れることもなく、適度に笑いもありつつ中身の濃い話もあったりで、全体的に和気藹々とあたたかくて充実した内容でした。トークショウに関しては大満足です!! こういう場でキャストさんをナマで拝見すると、印象が良くなるひとと悪くなるひとがいますが、タッキーは本当に毎回大好きになります。タッキーの赤池という役と作品における役の立ち位置把握能力はキャスト一かもしれません。さすがのシリーズ皆勤賞。自ら火傷しても話を広げてくれますしね(笑)。あと今回で言うと、広瀬君と内藤君はかなりの好印象でしたね。広瀬君は賢しすぎない慎ましい賢さを感じさせて実にスマートでした。内藤君は逆にあまりに場慣れしてない様子が新鮮で微笑ましかった。小林君からは「のしあがっちゃるけん」という肉食オーラを感じました。馬場君は相変わらず発言に隙が無いというかリサーチ完璧でお見事。


大ちゃんは、本当に、吹っ切れたと思う。いろいろと。いろんな意味で。はまおさんは、随分と大きくなりました。精神的にも……肉体的にも(笑)。映画タクミくんってはまおさんの十代成長記録でもあると思っているので、虹色、美貌、そしてPureと並べると感慨深いでしょうね。叶うなら十代の締めくくりも、是非……。そう願っていたりします。



なんでこんなに大阪分長くなったんだろう? と友人に話したら登壇者が7分の1から4分の1になって、しかも大ちゃんだからお話の量が違うんだよ(笑)と。成る程、納得。


次の記事からはようやく本編の感想を書けそうです。