そして青空は永遠に晴れたまま。

奇跡の2.5次元役者・浜尾京介の芸能活動復帰をのんびり待機中。

100706


映画タクミくんプチコラムその13.5。

“大ちゃんの本気、浜尾の本気”




その12 “いかに浜尾を綺麗に魅せるか、の美学” からの

あとがきに代えて少しだけ。



あれこれ邪推して理屈を捏ねもっともらしく書いてはみましたが、

作り手がどれだけ工夫を凝らした撮り方や演出を施したとしても

一番肝心なのは、それに応える役者たちに他なりません。

託生とギイが本当に愛し合っている恋人同士にみえなければ、

あの最後の5分は物語の締めくくりとして成立しませんでした。



コメンタリーでもキャストが皆、口を揃えて言っていましたね。

大ちゃんに自分たちの濡れ場感想を真面目に訊かれて(訊くなよw)

かなり困っていた馬場君ですが、ひねり出されてきたのはなかなか

核心を突く良い答えでしたw 以下、キャストのコメントを意訳引用。


馬「嘘じゃないんですよね。

  観ててこう…すごく本当に、ギイと託生の信頼が、

  めちゃめちゃ伝わってくるんですよ、このシーンを通して。

  すごく信頼関係がちゃんとこういうので出るんだって」

渡「嘘っぽくみえたくなかった、絵が」

馬「これが嘘っぽくみえちゃったら…」

渡「逆に恥ずかしいんだよね」

滝「そうそうそう、そうなの!! 超そうなの!!!!」

馬「成立しないんですよね」



この、“信頼関係” というキーワードは、とても上手く言い表しているなあ。

託生とギイの信頼関係は、浜尾と大ちゃんがお互いに対して実際に積み

重ねてきた信頼関係でもあって、前作でもそれは作品内で大きくプラスに

働いていましたが、前作を踏まえた今作では、さらに深まった二人の信頼

そして愛情を描くなかで十二分に画面に表れていますよね。


お互いを信頼していなければ、あそこまで本気でぶつかり合えなかった。

あんなふうに躊躇いなく抱いたり身を委ねたりは出来なかったでしょうし、

こんなにも観る側がうっとり陶酔する程綺麗で甘くて激しい濃密な悦びと

どこかせつない痛みをも同時に感じさせるような、託生とギイの愛の姿を

実写映画という媒体で描き出すことも出来なかったんじゃないでしょうか。



紅「変に軽い演技だと、ホントに安っぽくみえちゃうんだけど」

渡「見てるこっちもぞわぞわってきちゃうんだよ」

紅「ただ、お互いがすごい真剣にやってるから、

  観てるこっちとしてはすごい綺麗にみえるし、

  すごい愛し合ってる二人なんだなあって…いう風にみえて」


紅葉君はここに限らず随所で地味に良い発言をしてくれましたねw

滝口さんはこうしたシーンのコメンタリーも前回虹色から2回目で慣れた

ものですから、狼狽えることも無く発言も無難にまとまっていましたが、


「意外と見入っちゃうんですよ。

 綺麗…みたいな感情が強くて、全然違和感無くみれる」


という感想は、たとえ建前であったとしても浜尾と大ちゃんをよく知る

共演者側からの意見としてとってもうれしいですよね(*´∀`)

それにしても滝口さんも紅葉君も、「超そうなの!!!!」「変に軽い〜」って…

一体脳裏にどの作品のことを思い浮かべているんですかアナタたち(;´∀`)



「(前作以上に)モロ本気です」と語った大ちゃん。

今回その想いを伝える場が無かった浜尾だって本気で臨んだはずです。

二人の役にかける本気、画面を通してしっかり伝わってきました。


だからこそ発売からもう3週間が経とうというのに、

美貌無限リピートから抜け出せないひとが続出です。

託生とギイ、二人の世界がこのまま永遠であればいいのに…

叶わない、儚い願いと知りながらもそう願わずにはいられない。

そんな罪深い作品を作り上げてしまった責任は、

やはり作った側に取ってもらわないと、ですよねっ!!!!


…なーんて。でも、言うだけは、タダですよw